曜日別の投資パフォーマンスの違いはあるのか?

投資手法「特定の曜日に購入」を使って曜日別の投資パフォーマンスに大きな違いがあるのか調査した結果です。

分析手法

過去3年間のデータを使用し、各曜日に購入して翌日に売却する戦略を検証しました。
2つのパターンで分析を実施:

  • • パターン1:各曜日の終値で購入し翌日の終値で売却
  • • パターン2:各曜日の始値で購入し翌日の終値で売却

十分な売買回数(約18万〜20万回)があり、ある程度の信頼性を持った分析結果となっています。

終値購入パターンの結果

各曜日の終値で購入し翌日の終値で売却した場合の結果です。

曜日売買回数累計利益(%)平均利益(%)勝率(%)最大DD(%)
月曜日178,917+45.17+0.2854.554.36
火曜日203,553-2.60-0.0249.1712.59
水曜日206,473+9.49+0.0650.1912.35
木曜日205,110+3.89+0.0349.7112.42
金曜日202,406+7.69+0.0653.8217.34

始値購入パターンの結果

各曜日の始値で購入し翌日の終値で売却した場合の結果です。

曜日売買回数累計利益(%)平均利益(%)勝率(%)最大DD(%)
月曜日180,275-8.45-0.0648.0311.37
火曜日203,532+0.530.0048.635.58
水曜日206,465-8.53-0.0647.5611.19
木曜日205,091+11.44+0.0752.035.60
金曜日202,391+7.93+0.0550.698.69

分析結果の考察

主な発見

  • • 平均利益がほとんどの曜日で-0.1%から+0.1%の間で、明確な優位性は見られない
  • • 勝率を見ると、どの曜日も50%前後で特筆すべき傾向は認められない
  • • 月曜日の終値購入では平均利益(+0.27%)が高く出ているが、検証期間中は火曜日に急上昇した日が多かった(2024/1/9、2024/8/13など)。
    急上昇した特殊な日の影響を含めての数値であり明確な優位性とは言えないが、勝率(54.55%)や最大ドローダウン(4.36%)の観点からも他より良い結果出やすい傾向は伺うことができます。

銘柄別では有用性が認められる場合も

全体的には曜日効果は限定的でしたが、銘柄別で見ると有用性が認められる銘柄が存在しています。

銘柄累計利益(%)平均利益(%)勝率(%)最大DD(%)
銘柄A+223.20+0.9662.9812.60
銘柄B+190.02+0.8467.808.25
銘柄C+169.07+0.8162.9811.31
銘柄D+210.70+0.8062.4214.58

投資戦略機能を活用:本サイトの投資戦略機能を使って、このような有益な情報を探してみてください。 個別銘柄レベルでは、曜日効果が有効に機能する場合があります。

⚠️ 本分析は過去のデータに基づく結果であり、将来の投資成果を保証するものではありません。

⚠️ 投資は自己責任で行っていただくようお願いいたします。

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